Warning: Undefined array key 1 in /home/tohocom/wasedashop.com/public_html/shop/wp-content/themes/generic-child/functions.php on line 40
ベトナム最新情報[ベトナムニュース]-- 通巻4833号 -2020年4月15日(水)
ベトナム最新情報:- 通巻4833号 -2020年4月15日(水)

ベトナム最新情報

ベトナムニュースMail

- 通巻4833号 -
2020年4月15日(水)

 目 次

  • 政治・経済
    • ベトナム航空局、航空各社に4月16日以降の運行計画を要求
    • ホーチミン市が新型コロナの監視強化、空港・駅・工業団地など
    • メトロ1号線の車両、今年第2四半期にホーチミン市へ
    • 法人向け電気代の10%値下げ、4月~6月の3か月間
    • 今月40万トンのコメを輸出、今後は食糧安全保障に配慮
    • トラック「通行証」申請に殺到、ハイフォン市
    • 毎月2億枚のマスクを海外に輸出可能
  • 社会・文化・トレンド
    • 携帯電話機市場、急成長のVsmartがシェア16.7%
    • 外国人の購入枠の拡大を、高級マンション市場の救済策
    • 生活困窮者向けに無料「米ATM」、ホーチミン市内2か所に設置
  • 人事・労務
    • 昨今の人材マーケット、求人・求職のバランス状況
    • 労働災害による損失は年間500億円
  • 一口ニュース(4件)
  • 為替・証券市場動向
  • 入札情報
  • 事件・出来事
    • イギリス人男性に再び陽性反応、不特定多数に接触し帰国
    • 中国企業が中国人労働者677人を不法に工場で雇用
    • 海外からマスクの発注が増加、輸出規制の壁
  • コラム
    • 近所の薬局、価格がじわじわ上昇
 

 政治・経済 

 

ベトナム航空局、航空各社に4月16日以降の運行計画を要求

ベトナム航空局は4月13日夜、ベトナム航空、ベトジェット航空、Bamboo航空、ジェットスターパシフィック航空の4社に4月16日から30日までの国内線運行計画に関する緊急報告を送付した。

この報告によると、今後も首相指示第16号の厳格な実施を続けるために、航空局は各社に対して4月16日以降の運行は、ベトナム航空局が飛行を許可する場合にのみ、運行することができると伝えた。

ベトナム航空管理機関は、ベトナム航空局が各種情報を統合・整理するために、各航空会社は4月16日以降の飛行に関する許可申請を14日中に提出するよう要求した。

「社会的隔離政策」の実施期間は4月15日までとなっているが、現時点で申請を出さなければならない状況であることから、16日以降の飛行許可を得た航空会社は、現在までに1社も無い。

(thanhnien.vn 4月14日)

 

ホーチミン市が新型コロナの監視強化、空港・駅・工業団地など

ホーチミン市保健当局は、工業団地・輸出加工区内の寮などに住む工場労働者について、新型コロナウイルス感染症のスクリーニング検査や監視を進めている。

今後も引き続き、「ホーチミン市の企業におけるSARS-CoV-2ウイルス感染リスク評価指標」に基づいて、生産施設、工場、工業団地・輸出加工区の監視・検査を進める方針だ。

また、Tan Son Nhat空港、Sai Gon駅の旅客、工業団地・輸出加工区の寮に住む工場労働者、労働者が集中する生産施設、住宅地、危険性が高い対象群に対するスクリーニング検査も継続する。

地域社会における新型コロナウイルス感染症の発見やコントロールについて、保健当局の対応能力の整理・再編を進め、病院での物資・人材の強化もはかる。

ホーチミン市国際医療検疫センター(International Health Quarantine Centre of HCMC)では4月11日、Sai Gon駅と協力し、同駅に列車で到着した全ての旅客に対する電子医療申告とSARS-CoV-2ウイルス検査を実施した。

(Sai Gon Giai Phong 4月12日,P.7)

 

メトロ1号線の車両、今年第2四半期にホーチミン市へ

ホーチミン市都市鉄道管理委員会は4月13日、日本の日立製作所の専門家・技術者が、ホーチミン市メトロ計画でBen Thanh−Suoi Tienを走る車両の輸送前の最終点検を日本で終えたと伝えた。

最初は3車両(61.5m)で運行し、将来的には6車両で運行、軸重は最大16トンとなる。輸送可能客数(3車両の場合)は930人で、147の座席が含まれている。設計上の最高速度は、地上で時速110km、地下トンネルで時速80kmとなる。

同委員会によると、新型コロナ感染拡大が深刻化する以前は、まだ車両のベトナムへの輸入が許可されていなかった。

現在、同管理委員会は請負業社である日立製作所と協力し、2020年第2四半期にメトロ車両をベトナムに輸入するための手続きを促進するための最善の策を模索している。

(SGGP 4月14日,P.1)

 

法人向け電気代の10%値下げ、4月~6月の3か月間

商工省が首相に提出した報告によると、今回の電気代値下げ期間は、2020年4月から6月までの3か月間の電気使用料に適用され、その支援額は11兆ドン(550億円)に上ると試算されている。利用者は5月から7月に受け取る請求書で10%値引きされることになる。

■一般家庭に対しても3か月間は10%値下げを提案

商工省はまた、電気使用量が300kWh以下の家庭に対して、電気料金を10%値引きする提案をしている。これは、労働者など収入が低い家庭や新型コロナウイルスの影響を大きく受けている家庭を支援するための政策だ。

こうした家庭の電気代に対する支援額は2兆9,000億ドン(145億円)に上ると試算されている。

一方、1か月で300kWh以上を消費する家庭については、収入も高く、新型コロナウイルスの影響も大きく受けていないことから、支援を行わず、現状を維持することを提案している。

商工省は生産、ビジネスを行う企業などの電気代を10%支援するために6兆ドン(300億円)必要であることも提案した。また、観光客を受け入れる宿泊施設などに対する支援は、電気代を製造業と同様の水準まで落とし、それに対する支援額に1兆8,000億ドン(90億円)を計上している。

■50%の値引きは不可能

以前、ホーチミン市と計画投資省は、政府に対して、3月から5月の電気使用ピーク時の企業の電気代を50%値引きするよう提案した。

しかし、政府に送った文書の中で商工省は、2019年の電気生産量の記録から、製造業、サービス業のピーク時を含めた電気使用量は、商用電気生産総量2,079億kWhのうちの1,356億kWhを占めていると述べ、難色を示している。

もし、これらの企業の電気代を50%削減する場合、その支援額は20兆ドン(1,000億円)に達し、EVNの収益を大きく毀損させることになる。

また商工省は、電気代50%削減は、ピーク使用時の節約意識を低下させることに繋がり、電力不足が生じる恐れがあるとも指摘している。

こうしたことから、商工省は製造業に対する電気代値引きについては、ピーク時の使用量などに関係なく、その月の電気代の10%を値引きすることを提案している。

(Phap Luat 4月13日,P.9)

 

今月40万トンのコメを輸出、今後は食糧安全保障に配慮

政府官房は4月10日、商工省大臣が提案した4月の米輸出量を40万トンとする計画に、Nguyen Xuan Phuc首相が同意した文書を商工省、農業農村開発省及び財務省に送った。

首相は商工省に、農業農村開発省、財務省及びその他関係各所と協力して計画を進めるよう求め、国家の食糧安全保障に影響が出ないよう、決してコメ不足が起こらないよう要求した。

商工省は、4月の米輸出状況を報告し、5月の米輸出計画を首相に提案した。また、同省は新型コロナウイルス問題が長期化し、2020年末まで続いた場合のシナリオを作成して、4月25日までに首相に報告するという。

(Thanh Nien 4月11日,P.4)

 

トラック「通行証」申請に殺到、ハイフォン市

ハイフォン市人民委員長は、新型コロナウイルス感染症対策の検問所において、運送事業者のドライバー管理をより徹底するよう書面で求めた。

この書面で市の道路・鉄道交通警察室(PC08)に「貨物輸送のためにハイフォン市を出入りする車両確認書」発行が指示されており、4月11日0時から同市に出入りする全ての貨物運送車両は、同確認書の提示が義務付けられる。

これを受けて、大勢の人々が10日朝からNgo Quyen区やHai An区当局に詰めかけ、役所の室内はごった返し、人混みは屋外にまで広がり大混雑となった。この中で、最も混雑しているのは、市で最も多く運送企業が集中するHai An区だった。

確認書を得るために企業は、街区人民委員会、区人民委員会、市交通警察と3か所で確認申請手続きしなければならず、多くの企業が、(社会隔離措置は15日まで)数日間しか使わない「許可書」を取得するために苦労することとなった。

(tp.vn 4月10日)

 

毎月2億枚のマスクを海外に輸出可能

商工省貿易局が4月12日に発表した情報によると、ベトナムは毎月2億枚のマスクを輸出できるようになった。国内企業50社が商工省に報告したところによると、1日の生産・輸出枚数は800万枚に達している。

商工省は、以前はマスクの生地生産のための抗菌生地や化学物質を輸入しなければならなかったが、現在は国内原料を使って抗菌生地を生産できるようになった。

今後、海外から求める顧客があれば、マスクの生産量は現在よりも更に拡大することも可能だという。

(Thanh Nien 4月13日,P.6)

 

 社会・文化・トレンド 

 

携帯電話機市場、急成長のVsmartがシェア16.7%

VinSmart研究社のTran Minh Trung副社長は、VinSmartがスマートフォン市場に参入してから15か月が経ち、同社のスマートフォンのベトナム市場シェアが16.7%に達したと発表した。このデータはGfk市場研究社によって公表されたものだ。

Gfkの2020年3月最終週の市場報告によると、この7週間で、VinSmart社が提供しているVsmartの成長率が急上昇し16.7%となった。

ベトナムスマートフォン市場で、シェア15%以上を占めるのは同社を含む3社のみで、Vsmartは急速な成長率で他社に大きな差をつけた。

(Tuoi Tre 4月10日,P.6)

 

外国人の購入枠の拡大を、高級マンション市場の救済策

2020年第1四半期の不動産市場報告で、ベトナム不動産仲介協会(VARS)は、現在の不動産市場がここ4年間で最低の状況に陥っていると伝えた。

VARSによると、特に高級マンションの在庫数が非常に多いという。

しかし、こうした高級マンションは国内の消費者の関心を集めることは少なく、外国人からの注目ばかり集めている。

外国人が購入可能な高級マンションのクオータ(現在30%)を拡大することで、こうしたマンションプロジェクトは市場の活性化に大きく貢献し、在庫を減少させる一助にもなるだろう。

VARSが政府に陳述した内容によると、各デベロッパー、不動産サービス企業は新型コロナによって大きな影響を受けたことから、納税の延期のように、国家が承認した支援パッケージの恩恵を受けることができる対象のグループに入っている。

(Phap Luat 4月14日,P.10)

 

生活困窮者向けに無料「米ATM」、ホーチミン市内2か所に設置

ホーチミン市Tan Phu区Vuon Lai通り204B番地に4月6日、無料で米を手に入れることができる機械「チャリティー米ATM」が登場した。

この機械は銀行ATMのような作りになっており、ボタンを押すと米が出てくる仕組みで、全て自動で提供される。

このアイデアの独自性はもちろん、貧しい人に米を配り支援するということから、多くの人の支持を得ている。

「チャリティー米ATM」を考案したのは、PHGLock社のHoang Tuan Anh社長で、米を愛情とともに人々に配り、その輪を広げたいというのが原点だと語った。

彼はまずTan Phu区に設置し、さらに2機のATMを製造し、Vinh Loc B村人民委員会と12区の孤児院にそれぞれ設置した。

この試みは、新型コロナの影響を受けている貧しい人々と、苦しみを少しでも共有しようという想いから始めたという。

歩道上に設置されたATMは、タッチパネルのボタンを押せば米が出てくる仕組みになっており、一回につき1.5~2kgの米が提供され、持ち帰り用のビニール袋も用意されている。

米をもらいに来た人たちが首相指示第16号に従って、2m以上の間隔を開けて並べるように歩道上には印がつけられている。

(Kinhtedothi.vn 4月11日)

 

 人事・労務 

 

昨今の人材マーケット、求人・求職のバランス状況

ベトナムの大手求人広告サイトを展開するVietnamWorksの統計によると、ここ5年間、全国のオンライン上の求職者は45%増加しているが、求人数の増加率55%には追いついていないため、一部で人材不足が起こっていた。

この状況は求職者にとって、仕事を見つけられるチャンスが広がり、競争も緩和されるメリットがあった。

2019年、求職数が大きく増えた分野と、求人数が大きく増えた分野を比較してみると、銀行、広告・プロモーション・セールス、カスタマーサービス、生産などの分野では、人材の不足が起きる傾向がある。

一部の分野では人材不足が生じており、IT、電気・電子分野は2019年の求人数でトップ10にランクインしているが、求職者側ではトップ10に入っていない。

ホーチミン市とハノイは、最も求人が多い2大都市となっていた。

しかし、ここ最近は、Ba Ria-Vung Tau省、Dong Nai省、そしてダナン市がこの2大都市を抜き、多くの求人情報を出しており、求人増加率はそれぞれ、26%、12%、11%となっている。

(Nguoi Lao Dong 4月11日,P.9)

 

労働災害による損失は年間500億円

労働・傷病兵・社会省は2019年の労働安全状況に関する報告を提出した。

この報告によると、2019年に全国で起きた労働災害は8,150件に上り、8,327人の労働者が何らかの被害を受けており、労働災害による死者数は927人、重症者は1,892人で、全体の2,771人は女性だった。

2018年と比較すると、労働契約を結んでいる労働者で、死者が出た労働災害件数は6件(1%)減少し、労働契約を結んでいない労働者の労働災害は39件(10%)減少した。

労働契約を結んでいる労働者の労働災害による死者数は12名(1.9%)減少し、契約を結んでいない労働者の死者数は48名(11.5%)減少している。

各地の報告資料によると、2019年に発生した労働災害による損失のうち、薬、葬儀、死者の家族への補償など人的補償に9兆9,340億ドン(496億7,000万円)、物的損害は5,338億9,600万ドン(約26億7,000万円)に上り、労働災害によって生じた休日の総日数は13万8,089日に上った。

雇用者によって起こった労働災害が全体の47.8%、死者の50%を占め、労働者が安全基準の規定に従わなかったことによって起こった労働災害が全体の14.4%、死者数の14.4%を占めた。

労働災害の38%、死者数の36%は、交通事故、他者、回避困難な事象など、客観的理由によって起きた災害で、昨年労働災害による死者数が多かったのは、ホーチミン市、ハノイ、Quang Ninh省、Binh Duong省、Thai Nguyen省、Hai Duong省、Quang Ngai省、Quang Nam省だった。

(Nguoi Lao Dong 4月13日,P.8)

 

 一口ニュース 

 

ベトナム航空は4月12日、成田空港で10日以上待機状態が続いていた12人のベトナム人を帰国させた。このフライトVN311は、東京-ハノイの貨物便で、緊急支援を必要とする乗客のみの搭乗を許可した。

(Sai Gon Giai Phong 4月13日,P.9)

情報通信省は、Viettelグループがモバイル通信サービスを開発するため、同社の従業員ではない複数の個人と35,960件の契約を結んでいたと発表した。同様にMobifoneとVNPTも違反しており、各社それぞれ9,000万ドン(45万円)の罰金が課された。

(Sai Gon Giai Phong 4月13日,P.9)

ベトナムの外商銀行(Vietcombank)は4月13日、ベトナム保険会社(FWD)とバンカシュアランスに関する事業提携契約を締結した。契約期間は15年で、両社のノウハウと強みを活かし、全国550以上のVietcombank支店でFWDの保険商品を販売する。

(Tien Phong 4月14日,P.13)

Dong Thap省人民委員会は、An Hoa 工業地帯(Hong Ngu 市)の設立を承認した。総面積は43ha、投資総額3,900億ドンで、主に農水産加工や畜産飼料などを対象にする。

(Dau Tu 4月13日,P.2)

 

為替・証券市場動向

 

為替・証券市場動向

為替相場

キャッシュ23,540ドン/USD

<国家銀行中心レート23,227ドン/USD>

(4月15日11時30分・Vietcombank)

株価指数

VN-Index 776,92▲9,51(1.24%)

VN 30 724,20▲10,39(1.46%)

(4月15日前場終値・ホーチミン市証券取引所)

 

 入札情報 

 

【施工】Ca Mau省・Nam Can経済区の再定住区の技術インフラス

トラクチャ建設に投資プロジェクトの最初追加請負業者選択計画

(Ca Mau省人民委員会承認2020年3月4日付文書350/QD-UBND号)

パッケージ名

パッケージ価格

資金源

請負業者
選択方法

請負業者
選択期間

契約
形式

契約実施
期間

平準化

597億4,491万ドン

中央資本および

他の法的資本

国内公募入札

2020年
第2四半期

固定単価式

360日

投資主:Ca Mau省経済区管理委員会
(電子入札システム4月9日)

 

 事件・出来事 

 

イギリス人男性に再び陽性反応、不特定多数に接触し帰国

VN54便の搭乗者で3月8日に新型コロナウイルスの陽性反応が確認され、22番目の患者となったイギリス人男性に再び陽性反応が出た。

男性は先月8日から27日までダナン市の病院で治療を受け、退院後14日間はホテルで隔離されていた。

今月10日、男性はダナン市からホーチミン市まで航空便で移動しTan Binh区Hong Ha通りにあるホテルで帰国まで過ごした。その間同市疾病管理センターで再検査を受け、12日に陽性が確認されたが、その時はすでに男性は帰国した後だった。

ホテルはすぐに消毒処理を行い、この男性の濃厚接触者とみられる14名は現在集中隔離中で、ホテルの従業員3名もホテル内で隔離されている。またホテルの宿泊客31名についても検査および隔離措置がとられている。

併せて、関連当局はVietnam Airlinesに、男性と近い座席に座った旅客への検査・隔離を要請した。

13日午後、ホーチミン市新型コロナウイルス予防指導委員会において保健局のNguyen Tan Binh代表は、この男性について、「ダナン市で退院後隔離されて以降、再発または再感染した疑いがある」と話した。

(Vnexpress.net 4月14日)

 

中国企業が中国人労働者677人を不法に工場で雇用

Bac Giang省労働・傷病兵・社会問題局は、同省人民委員会に対して、Bac Giang省Viet Yen郡Quang Chau工業団地E地区にあるLuxshare-ICTベトナム社を処罰し、罰金1,500万ドン(75,000円)を課すよう勧告したと発表した。

法令に従わず、中国人労働者677人を労働許可未取得のまま工場で働かせていたことが処罰の理由とされている。

処罰の後、この企業の法令違反について引き続き関係者から詳細な情報を集めて調査が継続された。その調査結果をもとに、3月27日にBac Giang省環境資源局はLuxshare-ICTベトナム社に罰金7,000万ドン(35万円)を課した。

また、同社は省人民委員会から承認を得ていた環境への影響に関する報告書について、報告していた事項を正しく実施していなかった。

(Baogiaothong.vn 4月8日)

 

海外からマスクの発注が増加、輸出規制の壁

ハノイ市共産党委員会Vuong Dinh Hue書記は4月7日、May10社との会合で新型コロナウイルス予防対策と同社の製造状況についてヒアリングを行った。

May10社のThan Duc Viet代表によると、同社は現在医療用マスク4億枚、5,200万ドル相当(今年度の同社の売上の30%相当)の大口の注文を受注しており7月からの納品予定となっている。

この他にもアメリカの取引先から納期6週間で2,000万枚の布製マスク、ドイツの取引先から200万枚の布製マスクと600万枚の医療用マスクの発注を受けている。

しかし現在、政府は医療用マスクについて、特定の取引先への生産量の25%相当分の輸出しか認めておらず、残り75%は国内に供給するよう求めている。

そのためMay10社や、他のマスク製造企業はこうした注文を断らなくてはならない。

このような事態を踏まえ、Hue書記は企業のビジネス上の不安を払拭すべく、ハノイ市人民委員会および関連当局や共産党委員会にこの問題を提起した。

(thanhnien.vn 4月8日)

 

 コラム 

 

近所の薬局、価格がじわじわ上昇

新型コロナウイルス感染症が深刻化するなか、輸入の解熱剤を購入する人が増えている。薬局などでは、価格を2倍に引き上げている例も見られている。

■薬局の販売価格が2倍に

ホーチミン市Phu Nhuan区Hoang Van Thu通りの薬局Kで4月8日、解熱剤「Efferalgan」500mg(タブレット)について尋ねると、1錠5,000ドン、16錠パックで8万ドン(約400円)、値下げは一切しないとの回答が返ってきた。

「普段は1錠3,000ドンですよね?」と問うと、店主は「在庫がなく仕入れができないので値上げしている」と答えた。

引き続きBinh Thanh区Nguyen Van Dau通りの薬局MとCで同じ商品について聞くと、1錠4,500ドンと言われた。

新型コロナ対策で解熱剤を買い溜めする人が増えていることから、医薬品の生産原料確保に支障が生じているため、ベトナム国内で生産する医薬品も含めて、全体的に値上がり傾向が続いているという。

「輸入品が高ければ、Ponatdol 500mgがいいですよ。こっちなら1錠3,000ドン。Efferalganと同じタブレットで、ベトナムで生産しています」

「この薬も少し値上がりしてますけどね」、とM薬局の店主は話した。

■今必要、という人にしか売らない店主も

薬が仕入れられないことや、買い占めする人が多いこと、あるいは値段を吊り上げるなどしている関係者も多いことに不満を感じている薬局も少なくない。

Phu Nhuan区Dao Duy Anh通りの薬局LでEfferalganを求めると、1錠3,500ドンという返事だった。

そこで、数箱買っておきたいと言うと店主は、「普段は1錠3,000ドンだけど、もう在庫がないので3,500ドンに値上げしているんだ」

「うちにももう数箱しかない。何錠かだけなら売るけど、全部買いたいということなら売らない。今必要という人に使って欲しいからね」という答えが返ってきた。

またBinh Thanh区Hoang Hoa Tham 通りの薬局Qの店主は、「Efferalganは高く売れるけど仕入れていない。安いベトナム製を売ることにしている」

「効果は同じなんだ。1錠5,000ドンっていうと、そう高くないように感じると思うけど、以前は3,000ドンだからね。2倍近くに値上がりしてるんだよ」、と不満そうに話した。

■あらゆる医薬品が全国で値上がり

この2週間で、一般的な医薬品から、糖尿病や高血圧といった病気の治療薬に至るまで、多くの医薬品が値上がりしている。

Dong Nai省Vinh Cuu県Thanh Phu村の薬局Tで、Efferalganと子供向けの鎮痛剤Ibuprofenについて尋ねると、Efferalganしか店になく、以前よりも1シート(4錠)あたり2,000ドン値上がりしていた。

店主によると、このところ多くの医薬品の仕入れ値が上がっているため、店頭価格も値上げしなければならず、Ibuprofenのように入手できなくなった商品の種類も多いという。

(Phu Nu 4月10日,P.7)

 

ベトナム最新情報の詳細/お申込み